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3Dプリンターってどんな利点があるの?

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3Dプリンターを導入することで、どのような恩恵が得られるのかと疑問に思う方もいるかもしれません。

結論から言いますと、弊社の3Dプリンターを使うとコスト(人件費、その他製造にかかる費用、在庫)、時間、小型化などの面で非常に力を発揮します。

2000年代以降の日本の労度環境現状

日本での資金のやりくりが発生する点で、課題となっている点は以下のようなものがあります。

  1. 給与総額(人件費)
  2. 生産速度
  3. 業務の簡素化ができてない
  4. 労働時間の長時間化
  5. 設備維持費・試作品製作等費用面
  6. 在庫リスク
  7. 小型化への対応

上記の詳細は弊社ブログの別記事に書かれていますが、細分化すると、ものを生産、販売するまでに非常にお金がかかっていることが分かります。

この支出をある程度抑えることが出来れば、あとは原価次第ということで、差し引きで大きな収入につなげることが出来るというわけです。

部分的にとは言わず、全部解決できないのか?

実際のところ、3Dプリンターを導入するだけで、十分に解決できるようになります。

大量生産にはもちろん向かないというデメリットはあるのですが、受注生産ができるため、在庫を持つというリスクが一切なくなります。

つまり、利益が確定している分だけ低コスト、短時間で精密に作るので、過重労働になることもなく、設備や人的負担なども大幅に軽減されるというメリットもあります。

また、弊社3Dプリンターを使うことによって小型のものを作りたいと思ったときに、すぐにサンプルを作製することが可能ですので、万が一失敗作ができたとしても、大きな損失につながることはなく、かつ早い段階で結果が分かりますので、金銭的、時間的制約から解放されます。

3Dプリンターでは大型のものは作れないの?

もちろん、建築関係のように大型のものをプリントするFDM式3Dプリンターは存在するのですが、弊社では専門外です。あくまで弊社が得意としているのは小型のものを高速で作ることです。

2022年では日本で3Dプリンターによって比較的小規模の家が造形されましたが、鉄筋コンクリートが入っていないため、耐震性はありません。現状建築業界ではドバイのように地震が少ない地域ではないので、鉄筋コンクリートは必須です。そのため、海外のように3Dプリンターで1日で家が建つなんてことは難しく、なかなか建築に3Dプリンターを導入するという動きはあまり見られません。もしかすると今後、材料の造形に使うなど、部分的に使われる可能性はあります。2022年時点で3Dプリンターで造られたという建造物が話題になりましたが、1階建てでかつ比較的小規模なものであれば実現可能なようです。(しかしながら耐震性はありません)

マイクロデバイス造形プリンタの現状

造形スピードや規模に関しては、業界により異なるのですが、基本的には弊社は手のひらに乗っかるくらいの小さなものを作製することに特化していますので、大型の造形には不向きです。

しかしながら、精密機械などの部品を作ることには大いに力を発揮します。

弊社3Dプリンターは高速かつ精密で滑らかな仕上がりに造形できるため、製品の完成度は非常に高品質といえます。

オルテで取り扱う3Dプリンターの造形物具体例

食品を混ぜるために使われるマイクロ流体や、低侵襲を目的とした尿鏡菅などの製造に使われました。人に触れる、または人が扱うことを前提とした物品は、安全性が保障されていなければならないため、非常に優れたものが要求されます。外形的にも小型で薄く、とても人間業では造形不可能な領域まで造形でき、その造形速度は高速です。

3Dプリンターの一番の恩恵

やはり、金銭的なメリットが一番ですね。導入コストは数百万円~数千万円と、企業が導入する機器と同等の水準ですので、個人が導入するにはFDMのようなフィギュア造形に使う、目が粗い簡易的な3Dプリンターのようなものになってしまうのですが、一度導入すると非常にコストパフォーマンスがよく、スケジュールの調整も非常に聞きやすくなり、作業工数も減少し、様々な製品を在庫を気にすることなく生産できることは非常に大きなメリットです。

長期的に見ていくと、やはり在庫を持つとその分は売れなければ利益にはならないし、少ない在庫にすれば、単価を高くしなければならなく、売れにくいという状況になりかねません。結果として利益率は低くなってしまうことから、受注生産、短期納品を得意とする3Dプリンターは強い味方になってくれると思います。

3Dプリンターのメリットまとめ

  • アイデアを簡単に具現化できる
  • 開発期間・コストの削減を実現できる
  • 品質の向上を図れる
  • 切削では作れない形の造形が可能
  • 追加工が不要
  • 情報流出のリスクを防ぐ
  • 必要なときに、必要な場所で、必要なだけ製作できる
  • 余分な在庫を持つ必要がない